黒百合ヒュッテ厳冬期テント泊 2022年1月29日〜30日

原宿登山部、初の厳冬期テン泊山行。

今までGWの残雪のテン泊経験あるが、厳冬期は初めて、マイナス−15℃以下の世界は如何に?

メンバー ノリさん、ホンマちゃん、ゆーこす

アクセス ホンマカー

DAY1  渋の湯−黒百合ヒュッテ

DAY2  黒百合ヒュッテ−高見石小屋−渋の湯

渋の湯 駐車場 2日間で2000円

渋御殿湯で受付後、駐車場まで案内してくれる。色々決まりがあるので、HP参照

渋御殿湯で駐車場受付
https://www.gotenyu.com/

9:55 駐車場出発

登山口で登山計画書を提出し、再スタート、

先ずは樹林帯を進む。

渋の湯ルートは登山者が多く、登山道が踏み締められ、アイスバーンになりやすい為、チェーンスパイクを装着。

前日までの積雪で、アイスバーンも少なく歩きやすい。

久しぶりのテン泊装備+厳冬期装備のため、体が慣れず呼吸が上がる。

久しぶりのテン泊装備でヘロヘロ
歩荷さん、お疲れ様です。

急坂やモフモフの樹林帯を進み、

2時間ちょいで、本日の幕営地の黒百合ヒュッテに到着。

着いたー。

幕営場所を選び整地を始める。スコップが1つしかなかった為、小屋で貸してもらう。

働く男はカッコいい!!労働の汗!!

風を遮るため、50cmほど掘り、壁を作り、3張り分を整地するのに2時間以上かかり、テントを貼り終えるまでトータル3時間半くらいかかった。子供の頃の基地作りのようで、あっという間の時間であった。

結構キツキツだった為、ゆーこすロードを作ったり、ノリ階段やホンマ階段作ったりなどなど楽しかった。

予定していた天狗岳は、皆登った事があるため諦め、行動着からダウン上下に着替え、昼食を取りに小屋へ向かう。

メシだー!!、喜びの舞ゆーこす

メニューを見ながら、何食べようか?と相談していたところ、小屋の主人からランチは終了したと告げられ、一同撃沈。

テントに戻り、行動食を食べたりと、まったり時間を過ごす。この時点でマイナス−7℃結構な寒さである。

ゆーこす邸、キレイにしてますね。
15:50、マイナス−7℃弱

夕方、夕陽の見える丘に登り、景色を堪能、極寒暴風の為、iPhone xsとGRは速攻休眠状態。

iPhoneで一枚だけ撮れた。

ホンマちゃんがバーナーを忘れた為、ノリ邸で一緒にゴハン。テント越しにゆーこすと3人でお喋りしながらの夕食は、なんとも奇妙な光景。

夕食後、星空がとてもキレイだったので、テントと星の撮影。

気温はマイナス−14℃。

19:48、マイナス−14℃くらい

各自テントで過ごし1日目が終わる。

ダウロードしたドラマを見始めるが、持ってる手が寒く速攻さよなら。

翌朝、テントの内側は結露が凍りパリパリである。特に顔の上あたりが自分の息のせいかパリパリが凄い。外側もパリパリ。

朝の気温、マイナス−17℃

少しだけ空が焼け、朝日がキレイである。

皆に、どうだった?寝れたー?

ゆーこす 暖かく快眠。

ホンマちゃん 寒くてよく寝れず。

ノリさん 冷えきった足先が夜中まで温まらず、その後暖まり快眠。

各自、朝食をとり、撤収作業。

cobi coffeeのコーヒーパックおすすめよ

ピストンで帰りたいと言う、ゆーこすを説得し、

9:45  高見石へと出発。

モフモフの樹林帯から中山峠へ、

中山峠

少し登った開けた場所から、雲海やら天狗岳などが一望。壮大さにテンションが上がる。

天狗岳とGCB

尾根伝いを歩き、にゅうの分岐から急坂を登り、

結構キツい急坂

10:35 中山展望台到着、

中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの大パノラマ!!

水平線上に、中央アルプス、右が御嶽山
雲海で分かりづらいが、、乗鞍岳と北アルプス

夏に初心者山行で来た時、雨が降り出した場所。

景色を堪能し、高見石へ。

11:03 高見石小屋到着、

念願の揚げパンを小屋で頂く、

夕食で余ったら出ると言うレアメニューのクラムチャウダーも3皿ゲット。ちょうどそれで完売。

薪ストーブの周りで、クラムチャウダー&揚げパンコーヒーセットを美味しく頂き、至福の時間を過ごす。クラムチャウダーは既製品ではなく、手作りとの事。

ハイシーズンは登山客でごった返す高見石小屋。

冬は人も少なく、ゆっくりとした時間を過ごせる。ゆっくり雪山ハイキングをしたい方にはオススメの宿である。

404 Not Found

小一時間ほど休憩し、12:00出発。

至福の時間を過ごせた

黒百合でチェーンスパ装着に苦労していた、ゆーこすは、何も着けずに下山。

ホンマちゃんに関しては、前日からノーアイゼン&ノーチェーンスパ。

ノリさんは、翌日外せない撮影の為、大事をとってチェーンスパで。

特に危険な場所もなく、何か所か急な下りもある中、ゆーこす1度も転けずに、体幹ノーアイゼン(&チェーンスパ)をマスター。

高見石経由の色々な景色を堪能し、

12:56 駐車場到着。

今回の厳冬期泊の初体験などは以下、

・寒すぎてテン場で、初めて身体を拭かない。気にならない。

・オーバー系を脱ぎ、着替えをせず、ミドルレイヤーの上からダウン上下。

・ガスは寒冷地用でないと火が弱い。

・持って行ったビールがシャーベットになり飲めず。ホンマちゃんが小屋で買ったコーラも同様。

・いつも山用ゴハンを、事前に家で調理し、冷凍して山に持って行き、夕食時には自然解凍されているのだが、今回解凍されずにそのまま持って帰る。(今回は、みぞれ餡掛けとトマトスープ。)。フリーズドライやレトルトカレーやラーメンなど凍らない物が良い。

・就寝時、足先が冷えきっていた為、マグマカイロを貼るも、冷えきったところでマグマは暖まらず、体温の上昇と共にマグマも暖まる。←これメーカーに確認済み。速効性は、やはりナルゲン湯たんぽ。ナルゲン持ってないので、ペットボトルのお茶を買うも車に忘れる。

原宿登山部初の厳冬期テント泊、

残雪とは違い、沢山の事を学び、大変素晴らしい山行になりました。

帰りの温泉は、駐車場の渋御殿湯へ。ドライヤーがないので要注意です。

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