原宿登山部、初の厳冬期テン泊山行。
今までGWの残雪のテン泊経験あるが、厳冬期は初めて、マイナス−15℃以下の世界は如何に?
メンバー ノリさん、ホンマちゃん、ゆーこす
アクセス ホンマカー
DAY1 渋の湯−黒百合ヒュッテ
DAY2 黒百合ヒュッテ−高見石小屋−渋の湯
渋の湯 駐車場 2日間で2000円
渋御殿湯で受付後、駐車場まで案内してくれる。色々決まりがあるので、HP参照
9:55 駐車場出発
登山口で登山計画書を提出し、再スタート、
先ずは樹林帯を進む。
渋の湯ルートは登山者が多く、登山道が踏み締められ、アイスバーンになりやすい為、チェーンスパイクを装着。
前日までの積雪で、アイスバーンも少なく歩きやすい。
久しぶりのテン泊装備+厳冬期装備のため、体が慣れず呼吸が上がる。
急坂やモフモフの樹林帯を進み、
2時間ちょいで、本日の幕営地の黒百合ヒュッテに到着。
幕営場所を選び整地を始める。スコップが1つしかなかった為、小屋で貸してもらう。
風を遮るため、50cmほど掘り、壁を作り、3張り分を整地するのに2時間以上かかり、テントを貼り終えるまでトータル3時間半くらいかかった。子供の頃の基地作りのようで、あっという間の時間であった。
予定していた天狗岳は、皆登った事があるため諦め、行動着からダウン上下に着替え、昼食を取りに小屋へ向かう。
メニューを見ながら、何食べようか?と相談していたところ、小屋の主人からランチは終了したと告げられ、一同撃沈。
テントに戻り、行動食を食べたりと、まったり時間を過ごす。この時点でマイナス−7℃結構な寒さである。
夕方、夕陽の見える丘に登り、景色を堪能、極寒暴風の為、iPhone xsとGRは速攻休眠状態。
ホンマちゃんがバーナーを忘れた為、ノリ邸で一緒にゴハン。テント越しにゆーこすと3人でお喋りしながらの夕食は、なんとも奇妙な光景。
夕食後、星空がとてもキレイだったので、テントと星の撮影。
気温はマイナス−14℃。
各自テントで過ごし1日目が終わる。
ダウロードしたドラマを見始めるが、持ってる手が寒く速攻さよなら。
翌朝、テントの内側は結露が凍りパリパリである。特に顔の上あたりが自分の息のせいかパリパリが凄い。外側もパリパリ。
朝の気温、マイナス−17℃
少しだけ空が焼け、朝日がキレイである。
皆に、どうだった?寝れたー?
ゆーこす 暖かく快眠。
ホンマちゃん 寒くてよく寝れず。
ノリさん 冷えきった足先が夜中まで温まらず、その後暖まり快眠。
各自、朝食をとり、撤収作業。
ピストンで帰りたいと言う、ゆーこすを説得し、
9:45 高見石へと出発。
モフモフの樹林帯から中山峠へ、
少し登った開けた場所から、雲海やら天狗岳などが一望。壮大さにテンションが上がる。
尾根伝いを歩き、にゅうの分岐から急坂を登り、
10:35 中山展望台到着、
中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプスの大パノラマ!!
夏に初心者山行で来た時、雨が降り出した場所。
景色を堪能し、高見石へ。
11:03 高見石小屋到着、
念願の揚げパンを小屋で頂く、
夕食で余ったら出ると言うレアメニューのクラムチャウダーも3皿ゲット。ちょうどそれで完売。
薪ストーブの周りで、クラムチャウダー&揚げパンコーヒーセットを美味しく頂き、至福の時間を過ごす。クラムチャウダーは既製品ではなく、手作りとの事。
ハイシーズンは登山客でごった返す高見石小屋。
冬は人も少なく、ゆっくりとした時間を過ごせる。ゆっくり雪山ハイキングをしたい方にはオススメの宿である。
小一時間ほど休憩し、12:00出発。
黒百合でチェーンスパ装着に苦労していた、ゆーこすは、何も着けずに下山。
ホンマちゃんに関しては、前日からノーアイゼン&ノーチェーンスパ。
ノリさんは、翌日外せない撮影の為、大事をとってチェーンスパで。
特に危険な場所もなく、何か所か急な下りもある中、ゆーこす1度も転けずに、体幹ノーアイゼン(&チェーンスパ)をマスター。
高見石経由の色々な景色を堪能し、
12:56 駐車場到着。
今回の厳冬期泊の初体験などは以下、
・寒すぎてテン場で、初めて身体を拭かない。気にならない。
・オーバー系を脱ぎ、着替えをせず、ミドルレイヤーの上からダウン上下。
・ガスは寒冷地用でないと火が弱い。
・持って行ったビールがシャーベットになり飲めず。ホンマちゃんが小屋で買ったコーラも同様。
・いつも山用ゴハンを、事前に家で調理し、冷凍して山に持って行き、夕食時には自然解凍されているのだが、今回解凍されずにそのまま持って帰る。(今回は、みぞれ餡掛けとトマトスープ。)。フリーズドライやレトルトカレーやラーメンなど凍らない物が良い。
・就寝時、足先が冷えきっていた為、マグマカイロを貼るも、冷えきったところでマグマは暖まらず、体温の上昇と共にマグマも暖まる。←これメーカーに確認済み。速効性は、やはりナルゲン湯たんぽ。ナルゲン持ってないので、ペットボトルのお茶を買うも車に忘れる。
原宿登山部初の厳冬期テント泊、
残雪とは違い、沢山の事を学び、大変素晴らしい山行になりました。
帰りの温泉は、駐車場の渋御殿湯へ。ドライヤーがないので要注意です。
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