ULクランポン(アイゼン)、petzl レオパードFLをレビュー
ぺツルのクランポンの中で、
アイスクライミング用、マウンテニアリング(山用)用、雪上歩行用と言うカテゴリーの中で、
雪上歩行用に当たる。
ぺツルの最も一般的な
マウンテニアリング用クランポン、バサックの重量が、ペアで892gに対し、
レオパードFLはペアで384gと言う半分以下、実測値は388gでした。
雪上歩行用であるが、実際どこまで山で使えるのか?アンチスノー有無も含め、
以下の、山で使用
※アンチスノーとは、アイゼン裏に雪の玉が着きにくい別売りプレートである。
・谷川岳
アンチスノー無し、
コンディション 12月中旬 前日までの積雪も、人気の山の為、既にトレースがある
谷川で初使用、
登りはトレースもあり、アイゼンの重さを全く感じず、足がスムーズに進む。
下りで新雪を歩いた時、アイゼン裏に雪の玉が着き、トレポではたき落しながら下山。
・赤岳
アンチスノー有り、
コンディション: 12月下旬 吹雪にて8合目で撤退。
谷川で雪の玉が気になったので、別売りのアンチスノーを装着、
アンチスノーを着けると、グリップ力が若干低下。
・天狗岳
アンチスノー無し
コンディション: 1月下旬 高曇り
積雪後のトレースあり、
唐沢鉱泉からの登りはノーアイゼンで、
東天狗→西天狗→黒百合ヒュッテ間の下りで使用、
滑落したら、そのまま行ってしまう場所があるので、お守り程度に使用。トレースがありアンチスノー無しでも問題なし。
・雷鳥沢-雄山
アンチスノー無し
コンディション: GW残雪期、ピーカン
前日までのドカ雪で50cm弱は積もった、
室堂BTから雷鳥沢キャンプ場までは、
踏み抜き地獄&アイゼン裏は雪の玉地獄
雄山
雷鳥沢キャンプ場から一ノ越山荘 までは、BCのトレースがあり、歩きやすい、
岩と雪のミックス、レオパードは爪が浅いため、爪の深い山用アイゼンに比べ、非常に歩きやすい。
まとめ
軽さは天下一品、“天使の爪”とでも言いましょうか、、。
アンチスノー無し
・トレースのある場所では、非常に歩きやすい。
・爪が浅いので岩とのミックスでも歩きやすい。
・湿った新雪などは、アイゼン裏が玉になりやすい。
アンチスノー有り
・玉にならなくスムーズに歩ける
・グリップ力の低下
結果
山用アイゼンとチェーンスパイクの間くらいの位置付けだと思います。。
アンチスノー無しだと新雪の場合、玉になりやすく、
アンチスノー有りだと爪が短い分、グリップ力の低下やプレート部分が若干滑る感じがする。
抜群の軽さですが、なかなか良いとこ獲りはできない感じです。
コンディションや各自の経験値によっては、大変良いアイテムだと思います。
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